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5 旅立ち(3) [DQ4-1]

5 旅立ち(3)



 ライアンは出発した。懐に、国王からの餞別の荷をいっぱいに括り付けて。
 赤い冬マントが風をはらんでバサバサと鳴る。
 ライアンは、笑った。喉をのけぞらして。月明りに狼の吠えるように。
 もしも本当に幽霊というものがいるんならば。
 空を見上げたまま、ライアンは考えた。
 どうかそばにいてくれ。共に行こう。
 暗い空から、暖かな雨が降りてきた。雨はライアンのマントに当り、仰向いた顔に当り、唇と頬を濡らした。
 雨は、森と戦士とを、優しく包んだ。まるで、この闇夜から、このさだめから、今だけでも、守り隔てようとするかのように。
 どこか遠くで雷が轟。稲妻が空の端を照らした。
 ライアンは、頭を振って、前に向直った。
 行く手の地平線に光の線が生じ始めている。
 夜明けまで、幾時もなかった。

 こうして ライアンは
 この地の どこかにいる
 勇者を求め 旅に出たのだった・・・・・・

あとがき
1章完結です。
いつも思うけど、最後のバトランドの王様から貰うのが経験値ってどういう仕組みなんだろう(苦笑)。
でもこれで4章までのおおよそのクリアレベルがわかってしまうという。
普通にクリア出きればの話ですが。
次回から2章です。
※次回は9月1日更新予定です。
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